2007.3.10(土) 14:00〜
十勝の基幹産業である農業は、これまで大規模化を中心に取り組まれてきましたが、輸入自由化による価格低下や、自然環境への対応、ユーザー嗜好の多様化などを背景として、より一層の多様性が求められるようになり、新しい時代への取り組みが始まっています。
その中で、環境問題との関わりにおいては、バイオエタノール、バイオディーゼル燃料、バイオガスなど有機資源を活用したエネルギー生産の取り組みが注目を集めています。それと同時に、バイオマス資源は収集することに多大な労力を要することが、共通の課題であることも認識されるようになってきました。
このように農村域において新たな産業の可能性が芽吹いているものの、それらを支える仕組み作りや人材が不足しており、産業化への弾みが得られない状況となっています。
そこで、この度、NPO法人あうるずが中核となり、産業・企業と地域農業と障害者雇用機会をマッチングさせ、地域活力向上に資する手法について研究することを目的として、「ソーシャルファーム勉強会」を設立することといたしました。
そして今回は共働学舎新得農場の宮嶋望氏に「共働学舎の運営や今後の展望」についてご講演頂きました。また元環境省事務次官の炭谷茂氏に「ソーシャルファームの普及拡大の戦略」についてご講演頂きました。